2014年03月10日

流行のスノーボードシェイプ〜Freeridingへの誘い

DOA.jpg

パークボードでBOXやグラトリもこなせるもの。プレスやバターがやり易い、柔らかめで短いもの。フラット+ロッカーやフラット、もしくはロッカー形状のもの。
昨シーズンまでは、これが多くのスノーボーダー達の要望であった。この傾向はもうかれこれ5、6年も続いていただろうか。その間、そういった指向の板を購入した人達も、そろそろ買い換えの時期を迎える頃のようだ。

流行は移り変わるもの。特に今期、顕著に現れたのがトラディショナルキャンバーやトラディショナルキャンバーを、最新の技術で改良したモデルへの移行である。
永くロッカーブームが続いた反動もあるだろう。ロッカーボードがありふれた物になってしまい、所有する事の優位性は失われてしまった。イベント展示処分市で「ロッカーボード980円」なんて客寄せに使われるようになってしまったため、逆にアマちゃんっぽく感じてしまうのかも知れない。フルロッカーは2、3年ほど前から下火にはなっていたものの、フラット+ロッカーやフラットはまだまだ好調だっただけに、今期の急変は予想を超えたものであった。そこからはロッカーやフラットの板はもう十分堪能した、というライダー達の声がハッキリと感じ取れたように思う。
これを受け、来期の仕入れ予定も大きく変更しなくてはならなくなった。来期から新たに取り扱う予定でいたあるブランドは、ロッカー系のモデルが大半を占めるため、仕入れ自体を断念せざるを得なかった。奇をてらったソール形状の板は、どこか胡散臭く感じてしまうのは、きっと私だけではないだろう。

キャンバー形状の板は、高速安定性やエッジを効かせたターン性能が優れているため、フリーライディングに最も向いているとされる。フリーというのは、スノーボードの総合力がものを言う滑走スタイルである故、フリーに強いという事は、オールマイティーな板であるという証でもある。パークでの総合力が問われる、オリンピックで注目を集めたスロープスタイルでも、キャンバー形状は真価を発揮するだろう。
遊び指向の強いロッカーボードから、どこでもガンガン攻め込んで行ける頼れる1本へ。ライダー達の要求はそういった方向に向き始めたのかも知れない。

現在人気なのは従来からのトラディショナルキャンバーよりも、トラディショナルキャンバーに新しい技術を加えた次世代モデル。まるっきりロッカー登場以前に戻るのではなく、ロッカーが世に出たからこそ生まれた、進化したキャンバーモデルが購入意欲を駆り立てるようである。BATALEONのTBTやCAPITAのHYBRID FK、NIDECKER系のCAMROCKのようなモデルだ。
そんな形状を持ちながら、そこそこハリがあり、高速でもバタつかないミドルフレックス。長さは極端にではなくほんの少しだけ短めか、オールマイティーに使うなら標準。1枚でフリーもパークもそつなくこなす板。これが今どきのライダーが求めるスノーボードのようである。

キャンバーモデルの再注目と共に、フリーライディングの大切さと楽しさが再認識されればいいなと思う。今は滑りを極める前に、バークに入り浸ってしまうライダーが多い気がしてならない。フリーライディングはスノーボードの、基本中の基本だという事を忘れて欲しくはないものだ。
パーク偏重が過ぎる現状に、案外嫌気がさしているスノーボーダーも多いのかも知れない。


posted by hide at 01:00| スノー系ブランド&アイテム情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。